戦争や結核など、まさに昭和を象徴とした切ない恋の作品になっています。宮崎駿さんのメッセージがこれでもかと詰め込まれている作品にもなっていて、大人のアニメですね。

79年の冬、なんと父の愛人に子供がいることを知った竹沢家の四姉妹は大騒ぎです。これをきっかけに、長女の不倫、二女の夫の浮気、三女の嫁ぎ遅れ、四女の同棲とそれぞれの抱える問題が顕わになっていきます。四姉妹役は大竹しのぶ、黒木瞳、深津絵里、深田恭子など実力派が勢ぞろいです。

女の修羅場をあっさりとさばさばと描いているこの作品。とてもテンポよくみていけるのではないでしょうか。まさに女は強い！そんなことを改めて感じさせてくれる作品になっています。

福岡県の炭坑町を舞台にしたこの作品。小学生の守と帰って来た美智代は、ある日、悪ガキたちに囲まれた息子を少年に助けてもらいます。親を亡くして、街では厄介者のように扱われている少年はは孤独だったけど、事件を機に優しく接してくれる美智代にだけは心を開くようになっていきます。

まずキャストが実力派勢ぞろいという感じがありますね。大人の女性の魅力を小雪さんや大竹しのぶさんが高い表現力で演じ切っています。今をトキメク俳優陣の演技に注目です。

この作品は、14歳の優奈は、南大東島で父親と2人で暮らしています。子どもたちは進学のために、15歳で島を出ます。そのため、彼女の母親も姉の進学と共に那覇から戻って来ません。優奈は少女民謡グループのリーダーを任されたものの、進路のことで思い悩んでいました。大竹しのぶさんは母親役を演じています。

まだあどけない三吉彩花さんがとても可愛いこの作品。きほんてきにゆったりしている映画になっています。沖縄らしいのんびりとした作品ですが、三吉彩花さんの成長を見られる作品ですね。大竹しのぶさんも演技力で支えています。

この作品は、仕事も恋愛も微妙な28歳のフリーライター明日香が目が覚めると見知らぬ部屋にいたところから始まります。そこはクワイエットルームと呼ばれる隔離された閉鎖病棟で、ナースから薬物とアルコールの過剰摂取により運び込まれたと言われます。さまざまな問題を抱えた患者たちと出会い、自分を探していきます。

まずキャストがとても豪華で実力派揃いです。現代に抱える人間の問題が明らかになっていくので、共感がとてもできる作品になっているのではないでしょうか。

山田洋二監督作品のこの作品。下町の職業訓練校に通い始めた中年女性を中心に、人生の再出発をかけた人々の触れ合いを描いたヒューマンストーリーになっています。脚本は、山田監督自身による原作です。主演は大竹しのぶさんと「あぶない刑事フォーエヴァー THE MOVIE」の小林稔侍さんです。日本テレビ放送網開局45年記念作品になっています。

観た人を救ってしまう力を持った作品です。大人が子どもみたいで、可愛らしい一面も見られるシーンもあります。生きる勇気の湧く映画になっていて、さすが山田洋二監督です。まずやってみようと勇気をくれますね。

この作品は、北海道の雪深い町の駅舎を舞台に、鉄道員として生きた男のドラマです。浅田次郎による第二十七回直木賞受賞の小説脚色し制作されています。主演は高倉健さんです。その他、小林稔侍さんと大竹しのぶさん、広末涼子さんらが出演している実力派が集まりました。

貫かれた仕事人の魂や雨の日も雪の日も駅に立つ男の生きざまがかっこよい作品になっています。高倉健さんの演技に泣かされます。また、広末涼子さんがとても可愛いです。とにかく可愛いです。大竹しのぶさんの演技もさすがの作品です。

この作品は、敗戦直後の東京の片隅が舞台です。ひたすら麻雀を打ち続け、勝負師との出会いで人生を学んでいく若者を描いています。阿佐田哲也の小説の映画化です。監督としてデビュー作となった澤井信一郎が脚本を担当しています。キャストもとても豪華です。

ダメダメな男達が魅力的に見える独特の世界観が描かれていてとても好評な作品になっています。戦後の東京の若者のリアルが垣間見えるかもしれません。大竹しのぶさんもとても可愛らしいですね。

この作品は、主人公が桜井という少女とつきあい、いつか自分の国籍が韓国であることを告白しなくてはならない状況になります。しかし、同じ国籍をもつ親友に悲劇が起こってしまいます。今も活躍している行定監督作品です。

当時大ブレイクだった窪塚洋介さんの主演作です。とにかく窪塚洋介さんがかっこいい！そして、国境線や国政といった人種による問題も提言している作品になっています。

この作品は、父を思い続ける息子と、環境に押し流されて正気を失う弱い父親の切っても切れない親子の絆を描いています。松本清張原作で、映画化されました。脚本は井手雅人、監督は野村芳太郎、撮影は川又昂が担当されています。

最高傑作の一つと言われているこの作品。鬼気迫る演技がみどころになっています。かなりブルーな気持ちになりますが、多くの問題が提示されている作品です。子供の頃に見てトラウマになったという人もいます。