Bluetoothは音楽データをイヤホンに送る際に圧縮して送ります。それを受けたイヤホン側で再構築し、音楽データとして聞くというのが仕組みになっています。この圧縮と構築のことをコーデックと呼びます。
Bluetoothの標準コーデックはSBCで、これはBluetooth対応機器であれば大抵が対応しています。様々な機器で使用できる反面、音質劣化が生じやすいというデメリットを持っています。
現在は音質の低下を抑えたコーデックもいくつかありますが、送信側受信側の両方がそのコーデックに対応していることが必須条件です。
高音質コーデックとして近年普及が広がっているのがAAC、aptXです。AACはiOS機器で採用されているコーデックです。aptXは音質の劣化を抑えているだけでなく、ワイヤレスの難点だった遅延もかなり改善されています。
動画視聴などにワイヤレスイヤホンを使用したい人にはaptXがおすすめです。aptXはAndroid機の一部、そしてパソコンで使用できます。
最近ではよりクオリティの高い音質を実現したLDAC、aptX より高音質のaptX HDなど、ハイレゾ相当の音質を維持したコーデックも登場し、音質にこだわる人たちの間で注目されていますがいずれも対応機器はそこまで多くありません。

ワイヤレスイヤホンは圧縮した状態で受信した信号を解凍して音声に変換するために電力を使用します。
このバッテリーの持続時間は製品によって異なりますが6時間前後の製品が多く、これ以上の持続時間を持つものになると本体の重量が増していきます。
通勤通学時にワイヤレスイヤホンで音楽を聞く、など屋外での使用を目的に購入する場合はバッテリーの持続時間と屋外での駆動時間からバッテリーの持ちと本体重量を照らし合わせて購入するようにしましょう。

ワイヤレスイヤホンは有線イヤホンと同じようにカナル型とインナー型という装着方法があります。
現在主流となっているのは有線イヤホンと同じようにカナル型ですが、それぞれメリットデメリットがあるので主流になっているものを選ぶよりも自分に合ったものを選ぶようにしましょう。以下にカナル型とインナー型の特徴をまとめました。

ワイヤレスイヤホンには便利な機能が搭載されているモデルがあります。使用環境などに応じて必要な機能が搭載されているものから選ぶのもイヤホン選びに失敗しないために大切なことです。
例えば屋外でスポーツなどをしながら音楽を楽しみたい人には防止機能が搭載されているイヤホンがおすすめです。防水規格の表示は保護がされていないIPX0から継続的に水没しても浸水しないことをあらわすIPX8まであり、雨に対する警戒としての防水やお風呂での使用のための防水では適した数値が違うので使用方法に合ったものを選びましょう。
また、音楽をしっかり聞きたい人にはノイズキャンセリング機能が搭載されているイヤホンがおすすめです。外部の音を排除し、音楽だけをしっかりと聞くことができます。
しかし、外部の音が遮断されることにより、危険を察知しにくくなってしまうので屋外で使用する際は注意してください。

ここまではワイヤレスイヤホンの特徴や選び方のポイントについて詳しくみてきました。
最後におすすめのワイヤレスイヤホンランキングを紹介したいと思います。どれも人気、評価ともに高い製品なので購入の際の参考にしてください。