スポンサードリンク

加湿器とは

加湿器は部屋の湿度を調節するための空気調和設備です。機械内部に入れた水を空気中に放出することで加湿する仕組みです。

近年では見かけることも少なくなりましたが石油ストーブにやかんをかけるのも加湿の役割を果たしていました。

空気中の湿度が上がるとウィルスの活動を抑えられる他、体感温度が高くなり、温かく感じるという効果もあります。

ちなみに加湿効果に加えて除湿効果を持ったものは湿度調和機、さらにさらに冷暖房機能を持ったものはエアコンに分類されます。

もっと知りたい!加湿器の4つの効果

風邪対策や乾燥対策に用いられている加湿器ですがその効果はそれらだけにとどまりません。
ここでは加湿器がもたらす4つの嬉しい効果をまとめてみました。

1.鼻やのどの乾燥予防

空気が乾燥すると鼻やのども乾燥してしまいます。のどが乾燥すれば痛くなったりするので、加湿器はそれを予防する効果があります。
加えて鼻やのどを乾燥から守ると、鼻やのどの粘膜が潤った状態になり、様々な病原体を撃退する力を持ちます。
粘膜が乾燥した状態だと本来粘膜に保護されている細胞がむき出しの状態になり、ウィルスが侵入しやすくなってしまうのです。これを加湿によって粘膜が保護し、結果として風邪やインフルエンザの予防対策になります。

2.ウィルスの活動の抑制効果

風邪をひく原因で大きいものは風邪をひいている人の咳やくしゃみで大気中にウィルスを含んだ飛沫が飛び、それを吸ってしまうということです。
実際「ゴホン10万、ハクション100万」という言葉があります。これは1度の咳で10万個、1度のクシャミで100万個ものウィルスが空気中に撒き散らされてしまうということです。
感染者の咳やくしゃみにより、空気中に飛散したウィルスを呼吸で直接的に吸ってしまうのは感染者から1~1.5m以内にいる場合だと言われています。
しかし、感染者の咳やクシャミで飛んだ唾などはすぐに地面に落下しますがウィルスのような細かい粒子のものは乾燥した空気の中であればいつまでも飛散してしまいます。
具体的には部屋の湿度が35%以下だとしばらくウィルスは空気中に残存し、湿度が50%を超えるとウィルスの活動が抑制されるという実験の結果が出ています。
加湿器で部屋の湿度を上げることはウィルスを死滅させる効果こそないものの、浮遊できなくする効果は絶大であり、浮遊することができなければ感染する確率もぐっと下がるということが分かります。

3.ハウスダストなどの飛散防止

加湿には細かい粒子が巻き上がるのを抑制する効果があります。これはハウスダストやアレルゲン、もちろん花粉症にも効果があります。
粒子の細かいものはその軽さから空気中を浮遊し、漂っている粒子を吸い込むことでアレルギー症状が出ます。加湿器はその細かい粒子に水分を付着させることで粒子自体を重くし、浮遊しにくくする効果を持っているのです。
また、加湿により鼻やのどの粘膜が潤えば少々の粒子は侵入を阻害されるので2重に対策ができるということになります。

4.静電気対策

冬場、不意にバチッとくるイヤな静電気。実はこれも乾燥が原因で発生します。
空気が湿っていると電気は空気中に逃げることができますが、乾燥した空気の中では逃げ場がなく、体にとどまってしまいます。逃げ場のない電気が体内にたまりつづけると、電気を通しやすい金属に指先が触れた瞬間に電気が発生して静電気が起きるのです。
空気を湿らせておけば電気が逃げるので静電気の対策になると言えます。

間違って使用すると逆効果?加湿器について知っておくべきこと2つ

加湿器がもたらす効果については上記で説明しました。しかし、加湿器は間違った使用方法では逆効果になってしまう場合もあります。
ここでは加湿器を使用する前に知っていて欲しい知識と加湿器の間違った認識について説明していきたいと思います。

「肌が潤う」は間違い?

加湿器の効果や特徴で「美肌になる」「肌が潤う」という謳い文句を見かけたことがある人も多いのではないでしょうか。実はこれ、注意が必要なのです。
加湿器によって肌が潤うと言われているのは、加湿器によって湿度が上がると体感温度が上がるので代謝が活発になります。代謝が活発になれば肌の潤いを保つ効果は確かにあります。
しかし、だからと言って加湿器の吹出し口から出てくる蒸気に顔を近付けるのは間違いです。確かにスチームのように肌が潤うように感じるかもしれませんがこれはあくまで肌の表面が濡れていることから起こる錯覚です。
肌の表面が濡れた状態だと、それを乾かすために肌の水分をより奪ってしまうので結果として乾燥肌を悪化させてしまいます。
加湿器=肌に良いではなく、部屋の湿度が上がると結果として乾燥肌にも効果がある程度に考えておくと良いでしょう。

加湿器病とは?

風邪やインフルエンザ対策で知られるようになってから利用者が増えた加湿器ですが、近年は加湿器病という病気が急増しています。
正式な名称は過敏性肺臓炎といい、加湿器を不衛生な状態で使用することにより発症します。
症状は風邪に似ており、1週間以上症状が続く、家から出ると楽になるなどに当てはまると加湿器病の可能性があります。
予防方法としては、加湿器の水を毎日取り替えること、結露やカビの原因になってしまうので加湿器を部屋の隅に置かないこと、などが挙げられます。
こまめに加湿器の掃除を行うのも予防として大切なことです。

失敗したくない!加湿器の選び方4つのポイント

そんなに効果があるのなら、と加湿器を導入することを考えても、その種類の多さに尻込みしてしまう、という人もいるかもしれません。
ここでは加湿器の選び方を見ていきましょう。

1.方式で選ぶ

加湿器には4つの方式があります。それぞれ特徴が異なっているのでその方式で選ぶというのも失敗の少ない選び方です。

スポンサードリンク
スポンサードリンク

関連するキーワード

関連する記事

4Kテレビの人気おすすめランキング30選と口コミ&選び方【2025最新版】

十分綺麗な映像が楽しめるフルハイビジョンのさらに4倍もの画素数を有し、鮮明で没入感の高い映像を楽しむことがで…

もどる / 44 view

ワインセラーのおすすめ人気TOP18と口コミ&選び方【家庭用・2025最新版】

近年、家庭でワインを楽しむ方が増えてきています。それに伴って現在家庭に普及しつつあるのが家庭用のワインセラー…

もどる / 41 view

ハンディクリーナーのおすすめランキング20選と口コミ&選び方【2025最新版】

ホコリが気になった時にさっと取り出して使用できるのが魅力のハンディクリーナー。近年は液体も吸えるモデルが登場…

もどる / 40 view

電気フライヤーおすすめ人気20選と口コミ&選び方【家庭用・2025最新版】

手軽に揚げ物を作るための機械として人気を高めているのが電気フライヤーです。近年は非常に沢山の種類の電気フライ…

もどる / 37 view

洗濯乾燥機のおすすめ人気ランキングTOP12と口コミ&選び方【2025最新版】

洗濯から乾燥までを1台で済ませてくれる便利な家電と言えば洗濯乾燥機です。今回は洗濯乾燥機のおすすめランキング…

もどる / 38 view

人気の電気ケトルおすすめランキング22選と口コミ~選び方4つのポイントも紹介【202…

お湯をさっと沸かすことができる電気ケトル。ここでは購入時に迷わないための電気ケトルの選び方4つのポイント、そ…

もどる / 34 view

スマートスピーカーおすすめランキング15選と口コミ~選び方のポイントも解説【2025…

近年話題になっている人工知能を搭載したスマートスピーカー。ここではスマートスピーカーのおすすめ人気ランキング…

もどる / 37 view

スポンサードリンク

同じカテゴリーの記事

同じカテゴリーだから興味のある記事が見つかる!

ロボット掃除機おすすめランキング22選と口コミ&比較~選び方6つのポイントも紹介【2…

自宅にあまり居られない人でも部屋を綺麗に保てるので人気のロボット掃除機。近年は様々な機能が追加され目覚しい進…

もどる / 62 view

スティッククリーナーのおすすめ人気ランキング25選と選び方【2025最新版】

手軽に取り出してさっと掃除機をかけることができるスティッククリーナーは忙しい現代のニーズに合致した優れもので…

もどる / 54 view

コスパ最強!安いテレビおすすめランキング20選と口コミ&選び方【2025最新版】

各家庭に必ずあると言っても過言ではないテレビ。近年は海外メーカーの参入などの要因で薄型のテレビも随分と安くな…

もどる / 42 view

コスパ最強!安い電子レンジおすすめランキング15選と口コミ&選び方【2025最新版】

自炊を行う人でも行わない人でも必需品の家電の1つが電子レンジです。今回はそんな電子レンジの中からコスパが高い…

もどる / 37 view

二人暮らし洗濯機の人気おすすめランキング15選と口コミ&選び方【2025最新版】

同棲や結婚、お子さんが巣立って夫婦2人暮らしなど、2人暮らしになる環境は意外に多いものです。今回は2人暮らし…

もどる / 31 view

脱臭機おすすめランキング18選と口コミ&選び方【2025最新版】

今回は脱臭機のおすすめ人気ランキングTOP18や口コミと選び方のポイントを見ていきましょう。ペットやタバコ、…

もどる / 46 view

かき氷機のおすすめ人気ランキング11選と口コミ~選び方6つのポイントも紹介【2025…

近年ふわふわのかき氷機が人気を集めるのと同時に家庭での需要が高まったかき氷機。ここではかき氷機を購入する際に…

もどる / 40 view

スポンサードリンク

アクセスランキング

人気のあるまとめランキング