2016年に公開されたSF映画「メッセージ」。

地上に突如降り立った巨大な宇宙船の中に謎の知的生命体がおり、言語学者や物理学者が意思疎通のための調査をおこないます。

未知の生命体から人類へ向けたメッセージが徐々に明らかになり、最後は美しくも切ない気持ちになる物語です。

1999年に公開された「マトリックス」は、主演のキアヌ・リーヴスさんによる独特なアクションも話題となったSf映画です。公開当時は日本でも大いに盛り上がり、日本だけで興行収入50億円を突破しています。

当時の映画ではあまり見られなかった技術が盛り込まれており、1999年のアカデミー賞にて、視覚効果賞、音響編集賞、編集賞、音響賞を受賞しました。

大成功を収めたマトリックスは、2003年に2作目の映画「マトリックスリローデッド」、2003年には最終作「マトリックスレボリューションズ」が公開されました。また、アニメ作品「アニマトリックス」もビデオ作品としてリリースされており、日本のクリエイターが積極的に参加していることも注目されました。

タイムスリップ物が好きな方におすすめのSF映画といえばこちら。
青年エヴァンが幼なじみケイリーのために、何度も時間の旅をするSFサスペンスです。

最初は微々たる違いが、のちに大きな変化となって現れるという「バタフライ・エフェクト」の理論を題材としており、最後までハラハラさせられるストーリー展開となっています。

未来の宇宙を舞台にした作品「スター・トレック」は、1966年のテレビシリーズ「宇宙大作戦」の劇場版として1979年に公開されました。

映画作品は全13作公開されており、最も新しい「スター・トレック BEYOND」は、「ワイルド・スピード EURO MISSION」のジャスティン・リン監督が手がけています。

テレビシリーズの1作目「宇宙大作戦」は、放送当時は想定以上の結果を残すことができず、3シーズンで打ち切りとなってしまいました。しかし、再放送などで作品が再評価され、1979年に入って劇場版が公開されると、国民的な人気を獲得するに至りました。

日本国内では、それほど知名度が高くはありませんが、アメリカでは誰もが知っているスペースオペラとして、老若男女に親しまれています。

テレビシリーズは、現在も続編が放送されており、最新作のテレビドラマ「スタートレック:ディスカバリー」は、ストリーミング配信サービスのネットフリックスで視聴することができます。

ピエール・ブールさんの小説を映画化した作品「猿の惑星シリーズ」は、1968年に第1作が公開され、現在は、リブート作である新シリーズを展開しています。

第1作には、「ソイレント・グリーン」、「マイファーザー」などに出演し、「ベン・ハー」でアカデミー主演男優賞を獲得したチャールトン・ヘストンさんが出演しました。

猿の惑星がSF映画の傑作だと評価されている理由は、人間と猿の立場が逆転した世界観と、衝撃のエンディングです。特にエンディングに関しては、内容を全く把握していない人が最後まで視聴すると、必ず驚かされてしまうでしょう。

そのため、第1作の衝撃度が高すぎたため、後続の作品は第1作と比較してあまり評価されていません。しかし、リブート作の「猿の惑星: 創世記」、「猿の惑星: 新世紀」、「猿の惑星: 聖戦記」は、人間と猿の確執や戦争などが描かれており、高い評価を獲得しています。

ゴジラシリーズの29作目にあたるSF映画「シン・ゴジラ」は、2016年7月29日に日本で公開されました。

「新世紀エヴァンゲリオン」を生み出した庵野秀明監督が総監督を務めており、長谷川博己さん、竹野内豊さん、石原さとみさんなど、実力派で知られるキャストが出演しています。

日本から誕生したSF映画は、日本国内では注目されるものの、海外ではあまり評価されないまま終わってしまう作品も珍しくはありません。

しかし、シン・ゴジラは、映画の本場であるアメリカでも評価されており、アメリカでの公開初日は、全米興行収入ランキングで10位にランクインする快挙を達成しました。アジア各国や、オーストラリア、ニュージーランドでも公開され、海外で1番成功した邦画SF映画と言ってもいいでしょう。

西暦2045年の近未来が舞台となっている映画「レディ・プレイヤー1」。天才ハリデーが創り出したバーチャル・リアリティ世界「オアシス」の中で、17歳の少年ウェイドが謎解きの大冒険を繰り広げる壮大なストーリーとなっています。

映像が美しいのはもちろんのこと、スピード感のある展開も魅力の作品です。

1982年に公開された「E.T.」は、架空の地球外生命のE.T.を中心として物語が展開されます。スティーヴン・スピルバーグ監督作品であり、ジョン・ウィリアムズさんが音楽を手掛けました。

第40回ゴールデングローブ賞ドラマ部門作品賞を受賞し、第55回アカデミー賞でも、作曲賞をはじめ数々の賞を受賞しました。

E.T.が世界的なSF映画として評価されているのは、物語が感動的だからです。物語は、E.T.と子供たちとの出会いから始まるのですが、E.T.を狙う人たちから守るため、子供たちは奮闘します。

視聴した人は、E.T.と子供たちの深い絆の物語に、必ず涙してしまうでしょう。

「過去に戻って未来を変えられたら…」人間である以上、一度はこう考えたことがあるのではないでしょうか？「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズは、未来を変えるために、タイムマシン機能を備えた車「デロリアン」に乗って過去へ旅立つSF映画です。

スティーヴン・スピルバーグ監督が制作総指揮を務め、マイケル・J・フォックスさん、クリストファー・ロイドさんがメインキャラクターを演じました。

1985年に第1作が公開され、1989年に第2作、1990年には最終作の第3弾が公開されました。

世界的に有名なSF映画であるバック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズですが、若者世代の人は、ユニバーサルスタジオジャパンのアトラクション「バック・トゥ・ザ・フューチャー ザ・ライド」で知ったという人も多いでしょうね。

マシンと映像で映画の世界を堪能できる人気のアトラクションだったのですが、2016年5月31日に終了していしまいました。6000万人以上の人が、同アトラクションを楽しんだそうです。

2020年までに数えきれないSF映画が公開されてきましたが、最も知名度が高く、クリエイターたちに影響を与え続けている伝説のSF映画が「スターウォーズ」シリーズです。

1977年から1983年の間に旧三部作に当たるエピソードIV・V・VIが公開され、1999年から2005年には新三部作のエピソードI・II・IIIが公開されました。

そして、2015年からは新シリーズが始まり、VII・VIIIに続き、2019年にIXが公開されました。

スターウォーズシリーズでは、銀河に存在するさまざまな種族が織りなす壮大な物語です。悪を倒す力を持つジェダイと、悪に堕ちたダークサイドとの闘いがシリーズ通して描かれており、戦いだけでなく、キャラクター同士の関係なども見どころです。

スターウォーズを語るうえで、「ダース・ベイダー」や「ヨーダ」などの魅力的なキャラクターを外すことはできません。映画を観たことがない人でも知っているほどであり、スターウォーズ発祥の地であるアメリカでは、悪役であったダース・ベイダーも、国民的に知られているキャラクターです。

そのため、子供人気も高いため、全世代の男女が楽しめる世界一のSF映画と言えるでしょう。