北川景子さんが無表情で豪快に家を売りまくる不動産会社の成績トップクラスの営業を演じ、話題になりました。
なんらかの指示を出した後、「ゴー！」と指をさしたり「家を売るためです」が口癖だったり、かなり癖の強い女性・三軒家万智を北川景子さんが怪演しており、新境地開拓になった作品と言われています。
千葉雄大さんも一見さわやかで女性人気がありながら、毒舌家の足立を演じており、これもまた新しい役柄でした。

ＴＯＫＩＯの松岡昌宏さんの女装が話題になったドラマ、「家政夫のミタゾノ」
「家政婦は見た」と「家政婦のミタ」を意識した作りになっており、口癖は痛み入ります、であるのに最終回では「家政婦のミタ」で話題になった「承知しました」を口にしています。
放送ごとに家事のポイントを紹介するのが特徴です。
共演者の清水富美加さんが芸能界を引退されているので、再放送は叶わないことが予想されます。

石田衣良さん原作、宮藤官九郎さん脚本、堤幸彦さんチーフ演出と面白くないわけがないという制作スタッフのドラマです。
原作とは設定が違ったり、宮藤官九郎さんと堤幸彦さんらしく随所に小ネタが織り込まれていました。
長瀬智也さん主演で、ほかに窪塚洋介さん、山下智久さん、妻夫木聡さん、坂口憲二さん、小雪さん、阿部サダオさんなどの出世作ともなりました。
深夜帯にもかかわらず、大変な人気で、当時一部ではやっていたＢ-ＢＯＹ系のファッションが日本中に広まるなど社会現象ともいえる状況になりました。

宮藤官九郎さん脚本と長瀬智也さん岡田准一さんの共演が話題になったドラマで、スペシャルドラマとして放送されたのちに、連続ドラマとして放送されました。
落語をモチーフに、人情と愛情を時々シリアスな場面も交えながら描くコメディドラマです。
このドラマを機に若者が落語を聞くようになったともいわれ、笑点の視聴率が上がったり、寄席に「長瀬くんや岡田くんはいつ出ますか」と問い合わせがあったそうです。
主題歌はクレイジーケンバンドの「タイガー＆ドラゴン」でこの曲に由来してドラマのタイトルがつけられたという面白いエピソードもあります。

２０１１年にフジテレビ系列で放送されたドラマで、主人公・護に阿部サダオさん、護をマルモと呼び、ともに生活する亡き親友の双子の子供、薫が芦田愛菜さん、友樹を鈴木福くんが演じました。
芦田愛菜さんと鈴木福くんが役名の「薫と友樹、たまにムック。」名義でだした「マル・マル・モリ・モリ！」もエンディングのダンスとともに大人気になり、ＣＤセールスは５０万枚を超え、紅白歌合戦にも出場しました。
家族になるためにおきてノートを作り、毎回おきてを書き足していき、スペシャルドラマと提供の花王とコラボしたＣＭの分を含めて１３個のおきてができました。
当時、薫と友樹と愛犬ムックの可愛さに大人は癒され、子どもはダンスの楽しさなどから家族でみられるドラマとして人気でした。

２００７年に日本テレビで放送されたドラマで、松山ケンイチさん連続ドラマ初主演作でもあります。
原作は黒田硫黄さんの人気漫画ですが、木皿泉さんによる脚本は大胆に脚色されたものでドラマのオリジナルストーリーも多い作品です。
ドラマは松山さん演じる主人公・須藤（通称・ロボ）が７色の声をもつ中学生・ニコと謎の女性の依頼を解決していくお話で、謎の女性を浅丘ルリ子さんが演じています。

１９９４年フジテレビで放送された織田裕二さん主演のドラマです。
お金も学もない主人公がひょんなことから一流企業に就職し、仕事も成功させていくサクセスストーリーでもあります。
共演には財前直見さん、石橋凌さん、今井雅之さん、梶原善さんなど今ではベテランと呼ばれる俳優さんが多数出演しています。
また、V６としてデビューする前の井ノ原快彦さんも主人公に一方的に嫉妬する若手社員役で出演しており、１９９０年代の様子も垣間見られる面白い作品です。

亀梨和也さん、山下智久さん、堀北真希さん出演の学園コメディです。
原作は第132回芥川賞候補にもなった白石玄さんの小説ですが、設定も結末も異なり、ドラマはより青春ドラマらしい爽やかな結末になっています。
亀梨さんと山下さんはユニット「修二と彰」として番組主題歌「青春アミーゴ」を発売、わずか４週で１００万枚を突破、１１月発売にもかかわらず、２００５年オリコン年間シングル売上ランキング１位を獲得するなど大きな話題になりました。
亀梨さんはKAT-TUNとしてはまだデビューしておらず、いろいろな葛藤があったことをのちに話しています。

マンションの一室を舞台に、もたいまさこさん、室井滋さん、小林麻美さんが三姉妹を演じ、ほかの出演者は猫のみというコメディです。
当初深夜番組だったにもかかわらず、高視聴率をあげ、第２シリーズからはゴールデンタイムに引っ越しましたが、相変わらずの人気でフジテレビの年末特番のキャラクターを３人が務めたこともありました。
担当の脚本家は何人かいましたが、三谷幸喜さん脚本の回が特に人気が高ったとのことです。

１９９７年フジテレビで放送された三谷幸喜さん脚本、田村正和さん主演のコメディです。
田村正和さんが支持率も性格も最悪の総理大臣を、その秘書官を西村雅彦さんが演じ、おなじ三谷作品である「古畑任三郎」以来のコンビで話題になりました。
政治ドラマは当たらないというジンクス打破のために作られた作品でもあり、バラエティ番組には滅多に出演しない田村正和が番宣のために「ザッツお台場エンターテイメント!」という特番に出演するという珍しい姿も見られました。
また、いまでは三谷作品に欠かせない女優となった戸田恵子さんの連続ドラマデビュー作でもあります。

山下智久さん主演のラブコメディです。
ハレルヤチャンス！という呪文で過去に戻り、想いを寄せる相手と結婚できるように奮闘するドラマで、山下さん演じる主人公・健が想いを寄せる・礼を長澤まさみさん、健の友達を平岡祐太さん、濱田岳さんが演じました。
また、かつて月９の常連だった三上博史さんがタイムスリップをさせる英国紳士風の妖精として出演しており話題になりました。

人気漫画が原作の人気映画シリーズ釣りバカ日誌の主人公・ハマちゃんの新入社員時代を２０１５年に置き換えて作られたドラマです。
ハマちゃんには濱田岳さんが、ハマちゃんの釣り仲間で就職先の社長・スーさんを映画ではハマちゃん役だった西田敏行さんが演じています。
映画版のスタッフが制作を手掛けている面白い作品です。
ハマちゃんの結婚前のみち子さんは広瀬アリスさんが演じており、２０１５年に引き続き、２０１７年にも連続ドラマ化されています。