主な出演作：「カンゾー先生」「時効警察」「贅沢な骨」「夕凪の街 桜の国」

主な受賞歴：第22回日本アカデミー賞 新人俳優賞、第50回ブルーリボン賞 主演女優賞、第35回日本アカデミー賞 優秀助演女優賞


シリアスな役からコミカルな役まで、幅広い役柄を演じてきた麻生久美子さんは、わざとらしくないナチュラルな演技力で視聴者に笑いや涙を誘ってきました。

美人な顔立ちなのに、素朴で地味な役柄もこなしてしまうその演技力には驚きです。

主な出演作：「キューポラのある街」「続 夢千代日記」「おはん」「天国の駅」「母べえ」「最高の人生の見つけ方」

主な受賞歴：第13回ブルーリボン賞主演女優賞、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞、第2回HIHOはくさい映画賞（『映画秘宝』主催）生涯功労賞、第38回日本アカデミー賞優秀主演女優賞


日本映画界に一大旋風を巻き起こした吉永小百合さん。「キューポラのある街」「愛と死をみつめて」などの作品で世間から多くの注目を集めました。

現在はテレビCMと映画を中心に活動しており、2019年には映画「最高の人生の見つけ方」で主演を務めました。

主な出演作：「ぐるりのこと。」「大奥」「アンフェア」「ゼロの焦点」

主な受賞歴：第51回ブルーリボン賞主演女優賞、第32回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞、第33回日本アカデミー賞優秀助演女優賞


主演だけでなく脇役としても数多くのドラマや映画に出演してきた木村多江さんは、薄幸キャラとして右に出る者がいないのでは、と言われるほど、日本一不幸役が板につくとの声が多数上がっています。

静かに、それでいて目の動きで感情を表現する木村多江さんの演技力には思わず引き込まれてしまいます。

主な出演作：「ヒミズ」「地獄でなぜ悪い」「私の男」「蜜のあわれ」

主な受賞歴：第68回ヴェネツィア国際映画祭 マルチェロ・マストロヤンニ賞 新人賞、第36回日本アカデミー賞 新人俳優賞、第56回ブルーリボン賞 最優秀助演女優賞


若手女優の中でも特に演技力があると話題の二階堂ふみさんは、艶っぽさのある、ミステリアスな演技に引き込まれると評判が。

ラブコメディなどの明るい役柄より、ミステリアスで暗く、すこし"悪"の要素が強い役柄がとても上手いと声が多数あげられていました。

主な出演作：「君に届け」「デカワンコ」「ピースオブケイク」「大奥〜誕生」

主な受賞歴：第15回日本映画批評家大賞新人賞、第48回ブルーリボン賞新人賞 、第25回日本映画批評家大賞 主演女優賞


自然体な演技に定評がある、演技派女優として知られる多部未華子さんは、ドラマや映画の映像作品だけでなく、舞台女優としても高い評価を受けています。

その違和感のない自然な演技力には、思わず共演者からも称賛の声が上がるほど。しかし中には、「淡々としていて特徴が無い」なんてシビアな意見も。

主な出演作：「失恋ショコラティエ」「リッチマン、プアウーマン」「わたしのグランパ」「てるてる家族」

主な受賞歴：第27回日本アカデミー賞新人俳優賞、第29回日本アカデミー賞優秀助演女優賞、第41回ゴールデン・アロー賞放送最優秀新人賞


ここ数年で一段と綺麗になり、女性がなりたい顔ランキングに三年連続で選ばれ、殿堂入りした石原さとみさんの、"あざとい"演技には思わずイラッとしてしまった人も多いのでは？

同性に嫌われがちなあざとい役柄から、コメディタッチな役柄まで演じきる石原さとみさんの演技は自然で、ついつい感情移入してしまいます。しかし、中には「演技が毎回ワンパターン」なんて声も。

主な出演作：「岸辺のアルバム」「女系家族」「エドの舞踏会」「阿修羅のごとく」

主な受賞歴：第12回アジア映画祭助演女優賞、第27回日本アカデミー賞「優秀助演女優賞」、第40回日本アカデミー賞 会長功労賞


1947年に宝塚歌劇団に入団した八千草薫さん。そのころから多くの映画に出演しており、当時の「お嫁さんにしたい有名人」ではたびたび首位を獲得するほどの人気を獲得していました。

すい臓がんで亡くなる2019年まで、女優として第一線で活躍されていました。

主な出演作：「桐島、部活やめるってよ」「ちはやふる」「あまちゃん」「真田丸」

主な受賞歴：第8回 TAMA映画賞 - 最優秀新進女優賞、第30回 東京国際映画祭 - 東京ジェムストーン賞、第27回 日本映画プロフェッショナル大賞 - 主演女優賞


トークがうまくバラエティ番組でも活躍している松岡茉優さんは、クールな役から性格が悪い役まで幅広くこなす女優さんです。

漫画やアニメからの実写作品のキャストには厳しい声があがることが多いですが、松岡茉優さんの起用には納得する声も多数。

主な出演作：「ムー」「夢千代日記」「東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜」「わが母の記」

主な受賞歴：第31回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞、第30回ナント三大陸映画祭最優秀女優賞、第7回TAMA映画賞 最優秀女優


ベテラン実力派女優の樹木希林さんですが、おばあちゃん役を演じさせれば、この人の右に出る者はいません。

優しく人を包み込んでくれるような雰囲気を持ち、作品のキーパーソンとして存在感も抜群です。

主な出演作：「愛の渦」「八重の桜」「まれ」「トドメの接吻」

主な受賞歴：第6回TAMA映画賞 最優秀新進女優賞、第36回ヨコハマ映画祭 最優秀新人賞、第88回キネマ旬報ベスト・テン 新人女優賞


独特の存在感を放つ門脇麦さんは、実力派女優として知られています。視線や表情、声などを使い分け、作品ごとにまったく違った人物をつくり上げています。

最近では、作中で歌声を披露したことでも話題になりました。

主な出演作：「男女7人夏物語」「それでも、生きてゆく」「後妻業の女」「元禄繚乱」

主な受賞歴：第1回日本アカデミー賞 優秀助演女優賞、第21回ヨコハマ映画祭 主演女優賞、第59回ブルーリボン賞 主演女優賞


ベテラン女優の大竹しのぶさんは、その高い演技力を生かし、主役脇役問わずさまざまな作品に出演しています。

彼女にしか出せない独特の雰囲気で、存在感も抜群。ただ、どちらかというと映画やドラマよりも舞台よりの演技なのではという意見が多くありました。

主な出演作：「渡る世間は鬼ばかり」「佐賀のがばいばあちゃん」「おんなは度胸」「手ごろな女」おしん」

主な受賞歴：「哀恋蝶」10.9万枚（オリコンチャート最高位37位）、文化庁長官表彰、旭日小綬章受章


新日本婦人の会が選ぶ「ワーストタレント1位」に選ばれたこともあった泉ピン子さんですが、1980年にドラマ「手ごろな女」で初主演を果たしたことで、女優として注目を集めるようになりました。

その後は「おしん」「渡る世間は鬼ばかり」などで、一流女優の地位を確立。現在はバラエティー番組にも多く出演されています。

主な出演作：「小さいおうち」「母と暮せば」「純と愛」「重版出来！」

主な受賞歴：第37回日本アカデミー賞 新人俳優賞、第56回ブルーリボン賞 新人賞、第64回ベルリン国際映画祭 銀熊賞 (女優賞)


高校生の頃から演劇部に所属し芝居をしていた黒木華さんは、経験の長さもあってか、演技力の高さで話題になっています。

わざとらしくない自然な演技が魅力で、どの作品にも溶け込んでいます。古風な顔立ちをされていることから、和装が多い作品でも大活躍。

主な出演作：「嫁はミツボシ。」「相棒」「僕のヤバイ妻」「蝉しぐれ」

主な受賞歴：1998年 エランドール賞 新人賞 受賞、1998年 第21回日本アカデミー賞 新人俳優賞 受賞、2016年 第4回コンフィデンスアワード・ドラマ賞 主演女優賞


演技派女優として数々の作品に引っ張りだこの木村佳乃さんは、高い演技力で注目されており、ファンからも「ヤバイ」と言われています。表情や声色だけでも鳥肌が立ってしまうほど、役柄にぴったりハマった演技が話題です。

主な出演作：「HERO 第2シリーズ」「真田丸」「脳内ポイズンベリー」「メディカルチーム　レディ・ダ・ヴィンチの診断」

主な受賞歴：第39回日本アカデミー賞 優秀助演女優賞、第58回ブルーリボン賞 助演女優賞、第40回エランドール賞 新人賞


実力派女優として知られている吉田羊さんは、主役脇役問わずさまざまな作品で活躍されています。

特に好評なのは泣きの演技。わざとらしさが一切なく自然なので、「思わず泣いてしまった」という声も多くあります。

主な出演作：「ごちそうさん」「偽装の夫婦」「僕のヤバイ妻」「パッチギ！」

主な受賞歴：1993年 十三夜会賞 個人賞、第32回（1997年）紀伊国屋演劇賞 個人賞、第12回（2005年）読売演劇大賞 優秀女優賞


舞台出身のベテラン女優であるキムラ緑子さんは、さまざまな作品で脇役であれど強烈な印象を残しています。

おしとやかな女性の役からよくいるおばちゃんの役まで幅広く演じ、その演技があまりに自然であることからか本人の知名度はそこまで高くないようです。

主な出演作：「ピーター・パン」「ごちそうさん」「とと姉ちゃん」「過保護のカホコ」

主な受賞歴：第84回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 助演女優賞、第40回日本アカデミー賞 新人俳優賞、第27回TV LIFE年間ドラマ大賞 主演女優賞


ドラマや映画に出演するようになる前は舞台で活躍していた高畑充希さんは、高い演技力がファンからも共演者からも絶賛されています。

特に評価が高いのが目の動き。目だけで感情を表現する演技には思わず関心してしまいます。

主な出演作：「ロングバケーション」「HERO」「告白」「カルテット」

主な受賞歴：第28回日本アカデミー賞・優秀主演女優賞、第2回日本シアタースタッフ映画祭・主演女優賞、第31回ヨコハマ映画祭・主演女優賞


女優だけでなく、司会業や声優なども務め幅広い活躍を見せてくれている松たか子さんは、監督や共演者にも絶賛されるほどの演技力の持ち主。

その役柄に求められている演技を忠実に演じることにより、見る人を引き込む作品ができあがります。

主な出演作：「勇者ヨシヒコ」「せいせいするほど、愛してる」「20世紀少年」「闇金ウシジマくん Part2」

主な受賞歴：第5回コンフィデンスアワード・ドラマ賞 助演女優賞


実力派女優として名高い木南晴夏さんは、白目を剥いたり変顔をしたりと、振り切った演技で注目されています。一方ではシリアスな演技もこなしてしまう、まさにカメレオン女優。

「彼女じゃないとできない」と言われている作品が多々あります。

主な出演作：「踊る大捜査線」「彼女たちの時代」「交渉人 真下正義」「奪い愛、冬」

主な受賞歴：第28回 ザテレビジョンドラマアカデミー賞 主演女優賞、第24回 ザテレビジョンドラマアカデミー賞 助演女優賞


女優デビュー以降、その演技力の高さが注目されていた水野美紀さんですが、一時期テレビの露出が減ったものの、ドラマでの怖すぎる演技が話題となり完全復活を果たしたと言われています。

感情むき出しの女を演じるその様は「ホラーのようだ」とも。

主な出演作：「リング」「電車男」「嫌われ松子の一生」「ケイゾク」

主な受賞歴：第19回高崎映画祭 最優秀主演女優賞、第30回 日本アカデミー賞 最優秀主演女優賞、第1回日本シアタースタッフ映画祭 助演女優賞


落ち着いた大人の女性の雰囲気漂う中谷美紀さんは、映画やドラマでも優しい女性の役を演じることが多いです。自然ながらどこか色っぽさも感じるのが魅力。

ときには不気味や役、コメディチックな役も演じ、女優らしくさまざまな顔を見せてくれます。